「AQUOS sense8」は、シャープ製のミドルレンジスマホ「AQUOS senseシリーズ」の2023年モデル。「AQUOS sense7」は、同シリーズの2022年モデルです。
AQUOS sense8は、AQUOS sense7から1年振りの登場となりますが、変更点は少ないです。しかし、SoC強化やバッテリ増量、リフレッシュレート90Hz対応など、基礎性能が向上しているので変化は小さくありません。
「AQUOS sense8」「AQUOS sense7」の概要比較
スペック比較
機種名 | AQUOS sense8 SH-M26 | AQUOS sense7 SH-M24 |
---|---|---|
OS | Android 13 | Android 12 |
SoC | Snapdragon 6 Gen 1 | Snapdragon 695 5G |
内蔵 メモリ | 6GB/128GB UFS 2.2 | 6GB/128GB UFS 2.2 |
外部 メモリ | microSDXC 最大1TB | microSDXC 最大1TB |
画面 | 6.1インチ 有機EL FHD+ 1,080x2,432 | 6.1インチ 有機EL FHD+ 1,080x2,432 |
バッテリ | 5000mAh USB PD 3.0 | 4570mAh USB PD 3.0 |
本体 サイズ | 153x71x8.4mm | 152x70x8mm |
重量 | 159g | 158g |
背面 カメラ | 50MP 23mm F1.9 8MP 15mm F2.4 ProPix5 | 50MP 23mm F1.9 8MP 15mm F2.4 ProPix4 |
前面 カメラ | 8MP 26mm F2.0 | 8MP 26mm F2.0 |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.1 | 5.1 |
コネクタ | USB 3.2 Type-C | USB Type-C |
生体認証 | 指紋(画面内)、顔認証 | 指紋(画面内)、顔認証 |
NFC | 対応 | 対応 |
おサイフ ケータイ | 対応 | 対応 |
テレビ | - | - |
耐久性 | IP65/IP68 MIL-STD-810H準拠の耐衝撃 | IP65/IP68 MIL-STD-810H準拠の耐衝撃 |
SIM | nanoSIM+eSIM DSDV | nanoSIM+eSIM DSDV |
その他 | 3.5mmオーディオジャック | 3.5mmオーディオジャック |
発売時期 | 2023年11月 | 2022年11月 |
主な変更点は、SoC、バッテリです。表に記載はありませんが、AQUOS sense8は、リフレッシュレートが90Hz(最大180Hz)に対応しています。
対応バンド比較
AQUOS sense8は、新たにLTEバンド28に対応していますが、繋がりやすさに大きな差はありません。
機種名/Model | ネットワークバンド | |||
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AQUOS sense8 SH-M26 | 3G | B1/2/5/8 | ||
4G | B1/2/3/5/8/12/17/18/19/21/28/38/41/42 | |||
5G | Bn1/n3/n28/n41/n77/n78/n79 | |||
AQUOS sense7 SH-M24 | 3G | B1/2/5/8 | ||
4G | B1/2/3/5/8/12/17/18/19/21/38/41/42 | |||
5G | Bn3/n28/n41/n77/n78/n79 |
外観比較
前面
背面
「AQUOS sense8」「AQUOS sense7」の詳細比較
SoC:Snapdragon 6 Gen1に強化、性能3割増
機種 | AQUOS sense8 | AQUOS sense7 |
---|---|---|
SoC | Snapdragon 6 Gen 1 | Snapdragon 695 5G |
CPU | Cortex-A78x4 2.2GHz Cortex-A55x4 1.8GHz | Cortex-A78x2 2.2GHz Cortex-A55x6 1.8GHz |
プロセス技術 | 6nm | 6nm |
GPU | Adreno 710 | Adreno 619 |
AQUOS sense8は、Snapdragon 6 Gen 1に強化されています。
SoCの詳細を確認すると、Snapdragon 6 Gen 1は、CPUに高性能コアを4個搭載しているため、高性能コアを2個搭載しているSnapdragon 695 5Gよりも高性能なことがわかります。AnTuTu 10のCPUスコアは、AQUOS sense8が19万台、AQUOS sense7が約15万台なので約2割強の好成績を残しています。
GPUは、従来製品に多く搭載されていたAdreno 619からAdreno 710に変更されています。型番が700番台になっており性能が大きく向上していることが期待されますが、AnTuTu 10のGPUスコアは、AQUOS sense8が11万台、AQUOS sense7が約10万台なので伸び率は約1割ほどです。
Snapdragon 695 5Gは、ミドルレンジとして十分な性能を持っているので普段使いならあまり差を感じないかもしれませんが、パフォーマンスが求められるシーンになると高性能コアを多く搭載するSnapdragon 6 Gen 1の性能差を感じると思います。
バッテリ:容量増もバッテリ持ちはほぼ変わらず
AQUOS sense8のバッテリは、AQUOS sense7から約1割増の5,000mAh搭載です。ただし、SoC強化やディスプレイのリフレッシュレート90Hz対応など消費電力も増えているせいかバッテリ持ち時間は、気持ち増えている程度でほぼ変わりません。
また、充電時間は、AQUOS sense8が約160分、AQUOS sense7が約140分とバッテリの増量分だけ増える感じなので充電速度は変わっていないようです。
バッテリ容量増に対して、本体サイズはほぼ変わらず重量も1gしか増えていません。これまで通りの使い勝手が保たれているところは、AQUOS senseシリーズの素晴らしさだと思います。
ディスプレイ:AQUOS sense8はリフレッシュレート90Hzに対応
AQUOS sense8は、リフレッシュレート90Hz(AQUOS sense7は60Hz)に対応しています。また、「なめらかハイスピード表示」を設定することにより、毎秒90回の表示更新に連動して間に黒画面を挿入し、毎秒180回(リフレッシュレート180Hz)の表示が可能(対応アプリの場合に限る)です。
ブルーライトを約50%低減した新素材ディスプレイを採用し、画面の美しさや色合いそのままに目の負担を軽減します。
「AQUOS sense8」のキャンペーンまとめ
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まとめ
AQUOS sense8は、SoCの性能向上やディスプレイのリフレッシュレート90Hz対応など強化されている点もありますが、それ以外の部分はAQUOS sense7とほとんど変わりません。AQUOS sense7の処理性能に不足を感じていないなら機種変更を検討する必要はないと思います。
過去のAQUOS senseシリーズからの機種変更を検討している場合、価格的なメリットが相当にあればAQUOS sense7を選択しても良いですが、そうでなければAQUOS sense8をお薦めします。