シャープ製「AQUOS sense7」「AQUOS sense4」のスペック、外観などの比較です。
AQUOS sense7は、AQUOS senseシリーズの最新機種(執筆時現在)になりますが、処理性能やカメラ性能が大きく進化しつつも使い勝手はこれまで通りで上々の仕上がりです。
AQUOS sense4の登場から2年以上が経過していることもあり、「そろそろ機種変を」と考える人もいるかもしれませんが、AQUOS sense7はそんな人に最適な機種になりそうです。
「AQUOS sense7」「AQUOS sense4」の比較
スペック比較
機種名 | AQUOS sense7 SH-M24 | AQUOS sense4 SH-M15 |
---|---|---|
OS | Android 12 | Android 10 |
SoC | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 720G |
内蔵 メモリ | 6GB/128GB UFS 2.2 | 4GB/64GB |
外部 メモリ | microSDXC 最大1TB | microSDXC 最大1TB |
画面 | 6.1インチ 有機EL FHD+ 1,080x2,432 | 5.8インチ 液晶 FHD+ 1,080x2,280 |
バッテリ | 4570mAh USB PD 3.0 | 4570mAh USB PD |
本体 サイズ | 152x70x8mm | 148x71x8.9mm |
重量 | 158g | 177g |
背面 カメラ | 50MP 23mm F1.9 8MP 15mm F2.4 ProPix4 | 12MP F2.0 24mm 12MP F2.4 18mm 8MP F2.4 53mm ProPix2 |
前面 カメラ | 8MP 26mm F2.0 | 8MP 26mm F2.0 |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.1 | 5.1 |
コネクタ | USB Type-C | USB Type-C |
生体認証 | 指紋(画面内)、顔認証 | 指紋(側面)、顔認証 |
NFC | 対応 | 対応 |
おサイフ ケータイ | 対応 | 対応 |
テレビ | - | - |
耐久性 | IP65/IP68 MIL-STD-810H準拠の耐衝撃 | IP65/IP68 MIL-STD-810H準拠の耐衝撃 |
SIM | nanoSIM+eSIM DSDV | nanoSIMx2 DSDV |
その他 | 3.5mmオーディオジャック | 3.5mmオーディオジャック |
発売時期 | 2022年11月 | 2020年11月 |
AQUOS sense7のスペックは、AQUOS sense4の登場から約2年間経過していることもあり大きく進化しています。
主な変更点は、SoC、内蔵メモリ(RAM)、ディスプレイパネル、背面カメラ、生体認証、対応SIMです。また、本体サイズや重量も変わっています。
処理性能が2~3割アップ
Snapdragon 695 5Gがミドルレンジ、Snapdragon 720Gがハイミドルなので後者の方が上位クラスになりますが、Snapdragon 695 5Gは新世代SoCということもありベンチマーク結果では2~3割ほど高成績を残しています。また、内蔵メモリ(RAM)が4GBから6GBへと増量されており、SoCの進化と併せてかなり快適な動作が見込めます。
IGZO有機ELパネル搭載
ディスプレイパネルは液晶から有機ELへと変わっています。一般的に有機ELは、画質の良い、コントラスト比の高い、視野角が広い、省エネ、軽量化など多くのメリットがあります。
一方、デメリットとして、液晶より暗い(屋外での視認性が液晶に劣る)、焼き付きを起こしやすい、製造コストが高いなどがあります。液晶から有機EL搭載スマホに機種変する時に気を付けたいポイントです。
大型イメージセンサー搭載
AQUOS sense7の標準カメラには、AQUOS史上最大という1/1.55インチ、5030万画素のイメージセンサーを搭載しています。1インチのイメージセンサーを搭載するスマホも登場していますが、ハイエンドスマホに限られるので、このサイズのイメージセンサーを搭載するAQUOS sense7は非常に魅力的です。
AQUOS sense4のセンサーサイズは非公表ですが、恐らくAQUOS sense6と同じ1/2.0か一般的なスマホに搭載されている1/2.3くらいです。一般的にセンサーサイズが大きければ、それだけ画質に有利となるので、AQUOS sense7で撮影した写真の画質はかなり向上します。
また、AQUOS sense7のオートフォーカスは全画素を使用した像面位相差AFが採用され、AFの速さも特徴の1つです。AFの速さは撮影のストレスを大幅に軽減するのでかなりのメリットです。
一方、AQUOS sense4は標準+広角+望遠の3眼カメラでしたが、AQUOS sense7では標準+広角の2眼カメラと1つ減っています。使用頻度を考えると標準カメラが高性能な方が使い勝手が良く、2倍程度の望遠なら標準カメラのデジタルズームで十分足りるのでデメリットとは感じません。
画面内指紋認証を搭載
生体認証は、指紋認証が物理センサーから画面内へと方式が変わっています。画面内となったおかげで画面下のベゼルに余裕が生まれ画面サイズが5.8から6.1インチへアップしています。
eSIM+nanoSIMのDSDV
AQUOS sense7は、eSIM+nanoSIMのDSDVです。eSIMは、契約後にSIMカードの到着を待たずに電話やインターネットが使えるようになるので利便性が高いです。
尚、eSIMは、4キャリアからサービスが提供されていますが、ドコモはAndroid非対応(iPhone対応)です。MVNOにも提供が広がっていますが、ドコモ系は同じくAndroid非対応です。
その他は、おサイフケータイ、防水防塵対応で基本的な利便性は変わっていません。
ネットワークバンド比較
機種名/Model | ネットワークバンド | |||
---|---|---|---|---|
AQUOS sense7 SH-M24 | 3G | B1/2/5/8 | ||
4G | B1/2/3/5/8/12/17/18/19/21/38/41/42 | |||
5G | Bn3/n28/n41/n77/n78/n79 | |||
AQUOS sense7 楽天モバイル | 3G | B1/2/5/8 | ||
4G | B1/2/3/5/8/12/17/18/19/21/38/41/42 | |||
5G | Bn3/n28/n41/n77/n78/n79 | |||
AQUOS sense4 SH-M15 | 3G | B1/5/6/8/19 | ||
4G | B1/3/5/8/12/17/18/19/39/41 | |||
5G | 非対応 | |||
AQUOS sense4 lite SH-RM15 | 3G | B1/5/6/8/19 | ||
4G | B1/2/3/5/8/12/17/18/19/39/41 | |||
5G | 非対応 |
AQUOS sense7が5G通信対応というのがAQUOS sense4との大きな違いです。また、4G/LTEバンド21(ドコモで使用)も追加されています。
外観比較
前面
AQUOS sense7の外観は、基本的にAQUOS sense6が踏襲されていますが、指紋認証が画面内へと変わったことで画面下側のベゼルが狭くなっています。
画面サイズが5.8→6.1インチへとアップし、本体サイズが若干変わっています。厚さが0.9mm薄くなっています。
背面
AQUOS sense7の背面は、1/1.55インチ大型センサー搭載の標準カメラが中央上部に配置され、非常に存在感があります。広角カメラは標準カメラの左側に配置されています。おサイフケータイは、カメラユニットの中(レンズ下)に配置されています。
「AQUOS sense7」の販路
申し込みの際は必ず IIJmio 公式サイトをご確認ください。プラン内容やキャンペーン情報はすべて IIJmio 公式サイトの内容が正となります。
まとめ:
AQUOS sense7は、AQUOS sense4の発売から約2年が経過したこともあり性能が大きく進化しています。SoCやメモリ増量により処理性能が向上し、大型イメージセンサー搭載で写真の撮影も強化され、非常によい仕上がりです。
AQUOS sense4からの機種変を検討している場合、液晶から有機ELへの変化に気を付けたいところですが、シリーズ後継機種のAQUOS sense7はお薦めできるな1台となりそうです。