「AQUOS wish4」は、シャープ製のエントリースマホ「AQUOS wishシリーズ」の2024年モデル。「AQUOS wish3」は、同シリーズの2023年モデルです。
AQUOS wish4のディスプレイは、初代からAQUOS wish3まで搭載されていた5.7インチから6.6インチの大型液晶となり、これまでと様相が大きく変わっています。それ以外にもいくつか変更点があるので詳細を確認していきます。
「AQUOS wish4」「AQUOS wish3」の概要比較
機種名 | AQUOS wish4 SH-M27 | AQUOS wish3 |
---|---|---|
OS | Android 14 | Android 13 |
SoC | MediaTek Dimensity 700 | MediaTek Dimensity 700 |
内蔵 メモリ | 4GB/64GB | 4GB/64GB |
外部 メモリ | microSDXC 最大1TB | microSDXC 最大1TB |
画面 | 6.6インチ TFT液晶 HD+ 720x1,612 90Hz | 5.7インチ 液晶 HD+ 720x1,520 |
バッテリ | 5,000mAh | 3730mAh |
本体 サイズ | 167x76x8.8mm | 147x71x8.9mm |
重量 | 190g | 161g |
背面 カメラ | 広角 50MP F1.8 ProPix lite | 13MP F2.0 ProPix4 lite |
前面 カメラ | 8MP F2.0 | 5MP F2.2 |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
コネクタ | USB Type-C | USB Type-C |
生体認証 | 顔、指紋(側面) | 顔 ドコモ版 顔、指紋(側面) |
NFC | 対応 | 対応 |
おサイフ ケータイ | 対応 | 対応 |
テレビ | - | - |
耐久性 | IP65/IP68 MIL-STD-810H準拠の耐衝撃 | IP65/IP67 MIL-STD-810H準拠の耐衝撃 |
SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM |
その他 | 3.5mmオーディオジャック | 3.5mmオーディオジャック |
発売時期 | 2024年7月 | 2023年7月 |
スペックの主な変更点は、画面、バッテリ、カメラ、生体認証、耐久性です。また、本体サイズ、重量が大きく変わっています。
「AQUOS wish4」「AQUOS wish3」の詳細比較
「AQUOS wish4」は6.6インチ大型液晶ディスプレイ搭載
AQUOS wish4は、6.6インチ大型液晶を搭載しています。AQUOS wishシリーズは、初代AQUOS wishから3代目となるAQUOS wish3まで共通して5.7インチ液晶が搭載してきたので大きな変化と言えます。解像度は、HD+のままですが、HD+ 720×1,612と若干向上しています。
リフレッシュレートは90Hz対応となり、これまでの60Hzから向上しています。
6.6インチ大型液晶搭載ながら解像度がHD+止まり(若干向上)という点が残念に感じますが、エントリーモデルにも90Hz対応となったのは評価できるポイントです。
「AQUOS wish4」のカメラはメイン&セルフィー画素数向上
AQUOS wish4は、これまでと同じくシングルカメラ搭載ですが、画素数が50MP、F1.8へと向上しています。画質エンジンは、ProPix liteを新搭載。セルフィーも8MP F2.0へと向上し、カメラは大きく向上しています。
「AQUOS wish4」は5,000mAh搭載、充電時間も短縮
AQUOS wish4は、AQUOS wish3の約1.34倍となる5,000mAhのバッテリを搭載しています。連続通話時間は約3,200分、連続待受時間は約770時間となっており、AQUOS wish3からそれぞれ約4割、約1.5割向上しています。大型液晶搭載により消費電力は増えていますが、大容量バッテリ搭載によりバッテリ持ちは大きく向上しています。また、充電速度も3割程度は向上しているようです。
「AQUOS wish4」は顔・指紋認証対応
AQUOS wish4は、顔・指紋に対応しています。AQUOS wish3の様に販売チャネルにより生体認証が異なるということは無いようです。
「AQUOS wish4」は防水等級が向上
AQUOS wish4は、防水等級がIPX8に向上しています。防塵等級は最上位のIP6X、耐衝撃性能も備えています。
「AQUOS wish4」は本体サイズ・重量が大幅アップ
AQUOS wish4は、6.6インチ大型液晶を搭載したことにより本体サイズが大幅にアップしています。横幅5㎜、縦幅20mmのアップなので、AQUOS wish3と同じ感覚で使うことは困難です。また、重量も29g増と大きく増えています。
「AQUOS wish4」はMediaTek Dimensity 700搭載
AQUOS wish4は、AQUOS wish3と同じくSoCにMediaTek Dimensity 700を搭載しています。RAM容量も4GBで同量です。大型液晶搭載で外見は大きく変わりましたが、処理性能は据え置きです。
MediaTek Dimensity 700は、エントリー向けのSoCなので性能を求める3Dゲームなどをプレイするには不向きですが、ウェブブラウジングや動画視聴など日常使いであれば不足のない処理性能です。
「AQUOS wish4」「AQUOS wish3」のネットワークバンド比較
対応ネットワークバンドは、AQUOS wish4が4Gバンド28に対応していますが、国内キャリアに対する繋がりやすさにほぼ差はありません。
機種名/Model | ネットワークバンド | |||
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AQUOS wish4 SH-M27 | 3G | B1/5/8 | ||
4G | B1/2/3/5/7/8/12/17/18/19/28/38/39/40/41 | |||
5G | Bn1/n3/n7/n28/n38/n40/n41/n77/n78/n79 | |||
AQUOS wish3 SH-M25 | 3G | B1/5/8 | ||
4G | B1/2/3/5/8/12/17/18/19/38/39/41 | |||
5G | Bn3/n28/n77/n78/n79 |
「AQUOS wish4」「AQUOS wish3」の外観比較
前面
AQUOS wish4は6.6インチ液晶搭載ということで本体サイズが大きくなりました。前面デザインはノッチの形状が変化していますが、AQUOS wish3がそのまま大きくなった印象です。
背面
本体デザインは、miyake design監修によりこれまでと一新しています。筐体には環境に配慮した再生プラスティック材を使用されているのがシリーズを通しての特徴です。
「AQUOS wish4」キャンペーンまとめ
楽天市場
楽天市場では、AQUOS wish4が単体価格35,700円。執筆時、楽天ビックやJoshin webなど複数店舗で10%ポイント還元してる時あります。
ワイモバイル
ワイモバイルでは、AQUOS wish4が新規・MNPで13,680円(S)、9,800円(M/L)、機種変更で24,480円。AQUOS wish3がMNPで最安1円、機種変更で6,800円。オンランストアは送料・事務手数料無料。
IIJmio
IIJmioでは、AQUOS wish4が通常価格33,800円。MNPなら19,800円となるキャンペーンを実施中。10月31日まで。
申し込みの際は必ず IIJmio 公式サイトをご確認ください。プラン内容やキャンペーン情報はすべて
IIJmio 公式サイトの内容が正となります。
まとめ
AQUOS wish4は、SoCやRAM容量が変わっていないためAQUOS wish3と処理性能は変わっていませんが、6.6インチの大型液晶を搭載し本体サイズが大型化、全モデルで顔・指紋認証を搭載など変化し使い勝手が大きく変わっています。
大画面でありながら画面解像度はHD+を維持しているため、文字や画像の大きな表示を求めるシニアや子供向けにニーズがありそうです。ただし、横幅76mmと幅広なため使用者を選びそうに感じます。
同シリーズからの機種変更は、メリットも多いですが本体サイズが大きく変わる点に気を付けてください。