「OPPO Reno9 A」「OPPO Reno5 A」のスペック、外観などの比較です。
OPPO Reno9 Aは、コスパの高さで定評のある「OPPO Renoシリーズ」の2023年モデル。OPPO Reno5 Aは、同シリーズの2021年モデルです。
OPPO Reno9 Aのスペックは、OPPO Reno5 Aと比較するとメリットだけでなくデメリットもありますが、有機EL化やRAMやバッテリの容量増など製品としての仕上がりは向上しています。機種変更の候補として悪くない選択肢です。
「OPPO Reno9 A」「OPPO Reno5 A」の概要比較
スペック比較
機種名 | OPPO Reno9 A | OPPO Reno5 A |
---|---|---|
OS | ColorOS 13 (Android 13) | ColorOS 11 (Android 11) |
SoC | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 765G |
内蔵 メモリ | 8GB/128GB UFS 2.2 | 6GB/128GB |
外部 メモリ | microSDXC 最大1TB | microSDXC 最大1TB |
画面 | 6.4インチ FHD+ 1080x2400 有機EL | 6.5インチ FHD+ 1080x2400 LCD液晶 |
バッテリ | 4500mAh 18W急速充電 | 4000mAh 18W急速充電 |
本体 サイズ | 160x74x7.8mm | 162.0x74.6x8.2mm |
重量 | 183g | 182g |
背面 カメラ | 広角 48MP F1.7 超広角 8MP F2.2 マクロ 2MP F2.4 | 広角 64MP F1.7 超広角 8MP F2.2 マクロ 2MP F2.4 モノクロ 2MP F2.4 |
前面 カメラ | 16MP F2.4 | 16MP F2.0 |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.1 | 5.1 |
コネクタ | USB Type-C | USB 2.0 Type-C |
生体認証 | 指紋(画面内)、顔 | 指紋(背面)、顔 |
NFC | 対応 | 対応 |
おサイフ ケータイ | 対応 | 対応 |
テレビ | - | - |
耐久性 | IP68 | IP68 |
SIM | nanoSIMx2+eSIM nanoSIM+eSIM(ワイモバイル) | nanoSIMx2+eSIM nanoSIM(ワイモバイル) |
その他 | 3.5mmオーディオジャック | 3.5mmオーディオジャック |
発売時期 | 2023年6月 | 2021年6月 |
スペックの主な変更点は、SoC、画面、バッテリ容量、RAM容量、カメラ、指紋認証です。
ネットワークバンド比較
機種名/Model | ネットワークバンド | |||
---|---|---|---|---|
Reno9 A | 3G | B1/4/5/6/8/19 | ||
4G | B1/3/4/5/8/12/17/18/19/26/28/38/40/41/42 | |||
5G | Bn3/n28/n41/n77/n78 | |||
Reno5 A | 3G | B1/2/4/5/6/8/19 | ||
4G | B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/28/38/39/40/41 | |||
5G | Bn3/n28/n77/n78 |
外観比較
前面
背面
「OPPO Reno9 A」「OPPO Reno5 A」の詳細比較
SoC:処理性能はほぼ変わらず
SoCは、新世代のSnapdragon 695 5Gに変わっています。型番的にハイミドルの765Gからミドルの695 5Gにクラスダウンとなりますが、処理性能はほぼ変わりません。
SoC | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 765G |
---|---|---|
CPU | Cortex-A78x2 2.2GHz Cortex-A55x6 1.8GHz | Cortex-A76x1 2.4GHz Cortex-A76x1 2.2GHz Cortex-A55x6 1.8GHz |
GPU | Adreno 619 | Adreno 620 |
プロセス技術 | 6nm | 7nm |
CPUはSnapdragon 765Gの方が周波数が高いですが1コアのみ、またSnapdragon 695 5Gは高性能コアが新世代なので単純な比較は困難です。GPUのAdreno 619はSnapdragon 480 5Gにも搭載されているので高性能なGPUというものではなく、型番的にAdreno 620の方が上位です。
ベンチマークスコアをみると、CPUはSnapdragon 695 5G、GPUはSnapdragon 765Gが好成績ですが差は僅か。総合はほぼ同等です。普段の操作にはSnapdragon 695 5G、ゲームやマルチメディアにはSnapdragon 765 5Gの方がやや快適に動作するといった感じです。
RAM:OPPO Reno9 AはRAM 8GBに増量
OPPO Reno9 AのRAM容量は、OPPO Reno5 Aから2GB増量の8GB搭載です。6GBでも問題ないと思いますが、8GBあると安心感が違います。
同クラスを代表するスマホGoogle Pixel 7a(8GB搭載)と同容量、AQUOS sense7(6GB搭載)より多いです。同クラスのスマホとしては、8GB搭載は執筆時点で最大容量です。
ディスプレイ:OPPO Reno9 Aは有機ELパネル搭載
OPPO Reno9 Aのディスプレイパネルは、有機ELです。OPPO Reno Aシリーズは、初代~Reno3 Aで有機EL、Reno5 AでLCD液晶、Reno7 A以降で有機ELと変遷しています。
画面サイズは、6.5→6.4インチへとダウンしますが、解像度はFHD+ 1080×2400で同じです。
カメラ:OPPO Reno9 Aはカメラがスペックダウン
背面カメラは、OPPO Reno9 Aが3眼カメラ、OPPO Reno5 Aが4眼です。メインカメラの画素数が64MP→48MPへと下がり、モノクロカメラが非搭載となりました。また、前面カメラは、画素数こそ同じですが、F値が2.0→2.4へとスペックダウンしています。
OPPO Reno Aシリーズは、カメラがウリの1つなのでスペックダウンとなるのは残念です。しかしながら、メインカメラの48MPは、十分に高画素なのでデメリットと言えるほどではありません。
バッテリ:OPPO Reno9 Aはバッテリ4500mAhに増量
バッテリ容量は4,500mAhへと増量されています。省電力なSnapdragon 695 5Gや有機ELの搭載と合わせ、バッテリ持ちは向上しています。
指紋認証:OPPO Reno5 Aは画面内指紋認証搭載
OPPO Reno9 Aの指紋認証は、物理ボタンでなく画面内指紋認証です。指紋認証の使い勝手は、ユーザ次第なので気を付けたいポイントです。
「OPPO Reno9 A」の販路
まとめ
OPPO Reno9 Aは、OPPO Reno5 Aから2世代、約2年差となる後継機種ですが、RAM増量や有機EL化などプラスポイントがある一方、SoC性能やカメラ性能などマイナスポイントもあります。
しかしながら、省電力化、動作安定度、外装素材変更による質感など製品としての仕上がりは向上していると感じます。
OPPO Reno5 Aからの機種変更は、安定度重視ならお薦め、処理性能やカメラ性能などスペック重視なら見送り。製品の仕上がりとしては悪くないので、何を重視するかによると思います。
OPPO Reno9 Aは、OPPO Reno7 Aとスペック的な違いが少ないので安く買えるならOPPO Reno7 Aという選択も悪くないと思います。