シャープ製「AQUOS sense7」「AQUOS sense6」のスペック、外観などの比較です。
AQUOS sense7は、AQUOS sense6から約1年ぶりとなる後継機種。SoC変更、メモリ増量などでスペックアップを果たしおり、中でも1/1.55インチ大型センサーを備えるメインカメラが話題となっています。
「AQUOS sense7」「AQUOS sense6」の比較
スペック比較
機種名 | AQUOS sense7 SH-M24 | AQUOS sense6 SH-M19 |
---|---|---|
OS | Android 12 | Android 11 |
SoC | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 690 5G |
内蔵 メモリ | 6GB/128GB UFS 2.2 | 4GB/64GB UFS 2.2 6GB/128GB UFS 2.2 |
外部 メモリ | microSDXC 最大1TB | microSDXC 最大1TB |
画面 | 6.1インチ 有機EL FHD+ 1,080x2,432 | 6.1インチ 有機EL FHD+ 1,080x2,432 |
バッテリ | 4570mAh USB PD 3.0 | 4570mAh USB PD 3.0 |
本体 サイズ | 152x70x8mm | 152x70x7.9-9.2mm |
重量 | 158g | 156g |
背面 カメラ | 50MP 23mm F1.9 8MP 15mm F2.4 ProPix4 | 48MP 26mm F1.8 8MP 15mm F2.4 8MP 53mm F2.4 ProPix3 |
前面 カメラ | 8MP 26mm F2.0 | 8MP 26mm F2.0 |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.1 | 5.1 |
コネクタ | USB Type-C | USB Type-C |
生体認証 | 指紋(画面内)、顔認証 | 指紋(画面内)、顔認証 |
NFC | 対応 | 対応 |
おサイフ ケータイ | 対応 | 対応 |
テレビ | - | - |
耐久性 | IP65/IP68 MIL-STD-810H準拠の耐衝撃 | IP65/IP68 MIL-STD-810H準拠の耐衝撃 |
SIM | nanoSIM+eSIM DSDV | nanoSIM+eSIM DSDV |
その他 | 3.5mmオーディオジャック | 3.5mmオーディオジャック |
発売時期 | 2022年11月 | 2021年11月 |
AQUOS sense7のスペックは、AQUOS sense6から主要部分が大きく変わっています。
主な変更点は、SoC、内蔵メモリ(RAM)、背面カメラです。
AQUOS sense7に搭載のSoC Snapdragon 695 5Gは、Snapdragon 690 5Gに対し、CPUやGPUの処理性能が2~3割程度高く、性能が大きく向上しています。また、今のところ実用的に恩恵が無いに等しいですが、5G通信のミリ波にも対応しています。
内蔵メモリ(RAM)は、AQUOS sense6は4GB(6GB搭載モデルも存在)ですが、AQUOS sense7は6GB搭載となっています。容量増によりアプリの動作に余裕が生じるので、使っていて動作が重くなるというケースが減ります。エントリーモデルのAQUOS wish2は、Snapdragon 695 5Gおよび4GB搭載なのでミドルクラスとしての面目躍如と言ったところです。
AQUOS sense7の標準カメラには、AQUOS史上最大という1/1.55インチ、5030万画素のイメージセンサーを搭載。AQUOS sense6の標準カメラは1/2.0インチだったので約66%大型化しています。一般的にセンサーサイズが大きければ、それだけ画質に有利となります。また、オートフォーカスは全画素を使用した像面位相差AFが採用され、AFの速さも特徴の1つです。
一方、AQUOS sense6は標準+広角+望遠の3眼カメラでしたが、AQUOS sense7では標準+広角の2眼カメラと1つ減っています。使用頻度を考えると標準カメラが高性能な方が使い勝手が良く、2倍程度の望遠なら標準カメラのデジタルズームで十分足りるので特にデメリットにはなりません。
その他のスペックは、AQUOS sense7とAQUOS sense6で特質すべき変更点はありません。主な変更点は少ないですが、全てが主要部分に当たるため非常に大きな進化を果たしたと言えます。
ネットワークバンド比較
機種名/Model | ネットワークバンド | |||
---|---|---|---|---|
AQUOS sense7 SH-M24 | 3G | B1/2/5/8 | ||
4G | B1/2/3/5/8/12/17/18/19/21/38/41/42 | |||
5G | Bn3/n28/n41/n77/n78/n79 | |||
AQUOS sense7 楽天モバイル | 3G | B1/2/5/8 | ||
4G | B1/2/3/5/8/12/17/18/19/21/38/41/42 | |||
5G | Bn3/n28/n41/n77/n78/n79 | |||
AQUOS sense6 SH-M19 | 3G | B1/5/8 | ||
4G | B1/3/5/8/18/19/38/39/41/42 | |||
5G | Bn3/n28/n77/n78/n79 | |||
AQUOS sense6 楽天モバイル | 3G | B1/2/5 | ||
4G | B1/2/3/5/12/17/18/19/38/39/41/42 | |||
5G | Bn3/n77/n78 |
AQUOS sense7は、4G/LTEバンド21(主にドコモで利用)が追加が特質すべき変更点です。
また、AQUOS sense6では、オープンマーケット版と楽天モバイル版で対応バンドの違いがありましたが、AQUOS sense7では違いがありません。
外観比較
前面
AQUOS sense7の外観はAQUOS sense6が踏襲され、大きな変更点はありません。僅かですが厚さが増えています。
背面
AQUOS sense7の背面は、1/1.55インチ大型センサー搭載の標準カメラが中央上部に配置され、非常に存在感があります。広角カメラは標準カメラの左側に配置されています。おサイフケータイは、カメラユニットの中(レンズ下)に配置されています。
「AQUOS sense7」の販路
申し込みの際は必ず IIJmio 公式サイトをご確認ください。プラン内容やキャンペーン情報はすべて IIJmio 公式サイトの内容が正となります。
まとめ:
元来、AQUOS senseシリーズは、必要十分がコンセプトのスマートフォンですが、初代の発売当時に比べると技術が大幅に進歩したせいかスペックに余裕が出てきた印象を受けます。
AQUOS sense7は、AQUOS sense6から正当進化を果たし、AQUOS senseシリーズらしくバランスのよい機種に仕上がっています。また、大型センサーカメラ搭載という個性が追加されたことで所有する楽しみも追加されたように感じます。
注意点として、大型センサー搭載で注目度の高いAQUOS sense7ですが、性能が高くなったとは言えミドルレンジのスマホです。ハイエンドからの機種変の場合、物足りなさを感じる部分もあります。一般的な使い方なら必要十分な性能だと思いますが、くれぐれも期待のし過ぎに注意してください。