「OPPO Reno5 A」「OPPO Reno3 A」のスペック、外観などの比較です。
OPPO Renoシリーズは、おサイフケータイや防水防塵を備える日本市場向けのオリジナルシリーズ。OPPO Reno5 Aはシリーズの2021年モデル、OPPO Reno3 Aは2020年モデルです。
「Reno5 A」「Reno3 A」の比較
スペック比較
機種名 | OPPO Reno5 A | OPPO Reno3 A |
---|---|---|
OS | ColorOS 11 (Android 11) | ColorOS 7.1 (Android 10) |
SoC | Snapdragon 765G | Snapdragon 665 |
内蔵 メモリ | 6GB/128GB | 6GB/128GB |
外部 メモリ | microSDXC 最大1TB | microSDXC 最大256GB |
画面 | 6.5インチ FHD+ 1080x2400 LCD液晶 | 6.44インチ FHD+ 1080x2400 有機EL |
バッテリ | 4000mAh 18W急速充電 | 4025mAh |
本体 サイズ | 162.0x74.6x8.2mm | 160.9x74.1x8.2mm |
重量 | 182g | 175g |
背面 カメラ | 広角 64MP F1.7 超広角 8MP F2.2 マクロ 2MP F2.4 モノクロ 2MP F2.4 | 48MP F1.7 超広角 8MP 119度 F2.2 モノクロ 2MP F2.4 深度 2MP F2.4 |
前面 カメラ | 16MP F2.0 | 16MP F2.0 |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.1 | 5.0 |
コネクタ | USB 2.0 Type-C | USB Type-C |
生体認証 | 指紋(背面)、顔 | 指紋(画面内)、顔 |
NFC | 対応 | 対応 |
おサイフ ケータイ | 対応 | 対応 |
テレビ | - | - |
耐久性 | IP68 | IP68 |
SIM | nanoSIMx2+eSIM nanoSIM(ワイモバイル) | nanoSIMx2 nanoSIM(ワイモバイル) |
その他 | 3.5mmオーディオジャック | 3.5mmオーディオジャック |
発売時期 | 2021年6月 | 2020年6月 |
変更点は、よいことと悪いことが混在しています。
SoCは5G通信対応の高性能Snapdragon 765G、メインカメラの解像度向上など、後継機種として順当な進化をしています。
一方、ディスプレイが有機ELからLCE液晶、画面内から背面に指紋認証センサーが移動されるなど、スペックダウンと感る変更点も存在します。
対応SIMが、nanoSIMx2からnanoSIM+eSIMに変更されたのは、サブブランドやMVNOでeSIMサービスの始まった影響がありそうです。
ネットワークバンド比較
機種名/Model | ネットワークバンド | |||
---|---|---|---|---|
Reno5 A | 3G | B1/2/4/5/6/8/19 | ||
4G | B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/28/38/39/40/41 | |||
5G | Bn3/n28/n77/n78 | |||
Reno3 A | 3G | B1/2/4/5/6/8/19 | ||
4G | B1/2/3/4/5/7/8/18/19/26/28/38/39/40/41 | |||
5G | 非対応 |
OPPO Reno5 Aは、5G通信に対応しています。LTEバンドの対応も多いですが、日本国内では、繋がりやすさに違いはありません。
外観比較
左:Reno5 A、右:Reno3 A
前面
本体サイズがわずかに変わりましたが、ほぼ同じ大きさ。機種変更による違和感は少ないと感じます。
フロントカメラ周りのデザインは、水滴型ノッチからパンチホール型に変更されています。好みがわかれそうです。
背面
カメラは、共に左上に配置されていますが、カメラ並びやライト、おサイフケータイの配置も変更されています。指紋認証センサーは、中央上部の押しやすい位置です。
OPPO Reno5 Aのメリット、デメリット
- Snapdragon 765G搭載で性能が大幅向上
- メインカメラの解像度アップ
- eSIM対応
5G通信に対応するSnapdragon 765Gを搭載することで、処理速度の高速化と低消費電力化が大幅に進化しています。
Antutuスコアは、総合スコアで約1.7倍、3Dスコアで約2.5倍の結果を残しています。Reno3 Aより高性能なSoCを搭載するReno Aと比較しても、総合スコアで約1.5倍、3Dスコアで約1.6倍と飛躍的に伸びています。
メインカメラは、6,400万画素の超高解像度な撮影が可能です。Reno3 Aと同じ4眼構成ですが、1眼は4cmの距離まで撮影可能なマクロカメラが搭載されています。200万画素なので画質はそれなりです。
カメラは、画素数の向上よりもSoC処理速度の向上によるAIカメラ性能やエフェクト、動画撮影などの処理能力が向上した方が恩恵が大きいかもしれません。
- LCD液晶にダウングレード
- わずかに増量
- モノラルスピーカー(Reno3 Aも)
Reno5 Aの唯一と言えるデメリットは、ディスプレイのLCD液晶化です。Reno5 Aの販売価格は、Reno3 Aより上昇し、4万円台前半とミドルレンジとしてはやや高いと感じる価格帯のため、これ以上の価格上昇を抑えるためのコストダウンがなされたのは推測します。
ただ、有機EL液晶ではありませんが、Reno5 Aに搭載されたディスプレイは、100%DCI-P3の規格に対応し、超広色域をカバーした美しく鮮明な表示が可能です。また、90Hzリフレッシュレートに対応し、60HzのReno3 Aより表示がスムーズです。
尚、LCD液晶化による影響だと思いますが重量がわずかに増加しています。バッテリ容量がわずかですが減っているのもLCD液晶化による重量増を懸念した影響なのかもしれません。
Reno3 Aもですが、Reno5 Aは、モノラルスピーカーです。ミドルレンジだとモノラルスピーカーが標準なので必ずしもデメリットとは言えませんが、個人的にハイミドルならステレオスピーカーを搭載して欲しいです。ヘッドホン端子があるので、こだわるならヘッドホンが使えということかもしれません。
まとめ:コスパは相変わらず高い
OPPO Reno5 Aは、Reno3 AからSoCやカメラがアップグレードされ、後継機種として順当な進化を果たしたと言えます。高性能カメラ、おサイフケータイ、防水防塵など、人気の高い機能は踏襲されているので乗り換えにお薦めです。
価格は、Amazonで約3.8万円。MVNOだと実売2万円以下なのでコスパは高いです。