シャープ製「AQUOS sense3 plus SH-M11」とOPPO製「Reno A」のスペックやネットワークバンド、外観などの比較です。
両機は、ミドルレンジクラスの中でも上位なスペックのスマホです。6インチ以上の大画面ディスプレイに、有機ELディスプレイ、おサイフケータイ、防水防塵など使い勝手のいい機能を備えています。
「AQUOS sense3 plus SH-M11」「OPPO Reno A」の比較
スペック比較
機種名 | AQUOS sense3 Plus SH-M11 | OPPO Reno A |
---|---|---|
OS | Android 9 | ColorOS 6 (Android 9ベース) |
SoC | Snapdragon 636 | Snapdragon 710 |
本体 サイズ | 160x75x8.7mm | 158.4x75.4x7.8mm |
重量 | 175g | 169.5g |
バッテリ | 4000mAh | 3600mAh |
画面 | 約6.0インチ IGZOディスプレイ FHD+ 1,080x2,220 | 6.4インチ FHD+ 1080x2340 有機EL |
内蔵 メモリ | 6GB/64GB | 6GB/64GB MVNO 6GB/128GB 楽天モバイル |
外部 メモリ | microSDXC 最大512GB | microSDXC 最大256GB |
背面 カメラ | 12MP f/1.8 76度 13MP f/2.4 123度 | 16MP 2MP |
前面 カメラ | 8MP f/2.2 80度 | 25MP |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 |
USB | USB Type-C | USB 2.0 Type-C |
生体認証 | 指紋/顔認証 | 指紋(画面内)、顔 |
おサイフ ケータイ | Felica | 対応 |
ワンセグ/ フルセグ | -/- | -/- |
耐久性 | IP65/IP68 | IP67 |
SIM | nanoSIMx2 DSDV | nanoSIMx2 |
その他 | イヤホンマイク端子(3.5φ) Jアラート | ヘッドホン端子 |
発売時期 | 2019年12月 | 2019年10月 |
OPPO Reno Aに搭載のSD710は、AQUOS sense3 plusに搭載のSD636より新世代のSoCです。純粋な基本性能は、Reno Aの方が高いと言えます。ただ、SD636は、普段使いには十分な性能を持っており、SD710はそれ以上の性能があるといったところです。
カメラは、特色が全く異なります。AQUOS sense3 Plusの背面カメラは、標準+広角カメラという構成に加え、ハイスピードAF、新画質エンジン ProPix2という機能が搭載されているAQUOS senseシリーズの中でも高性能なカメラです。一方、Reno Aは、前面カメラに高解像度25MPのカメラを備えるセルフィー特化です。背面カメラは、詳細が公表されていませんが、16M+2MPという構成から、補助的な役割(白黒?)を持つ2MPカメラを用いて高精細な撮影すると思われます。
共におサイフケータイ、生体認証、防水防塵を備えており、それ以外の点で大きく機能的な差はありません。
スペック上に出てこない特徴として、AQUOS sense3 plusには、「Dolby Atmos」対応のステレオスピーカーを搭載しており、臨場感のあるサウンドで動画や音楽が楽しめます。Reno Aには、画面タップの反応を高速化する「タッチブースト」や描画を滑らかにする「フレームブースト」など、ゲームに特化させた「ゲームブースト2.0」という機能が実装されています。
ネットワークバンド
機種名/Model | ネットワークバンド |
---|---|
AQUOS sense3 SH-M12 | 2G: 850/900/1800/1900MHz 3G: Band 1/5/6/8/19 4G: Band 1/3/5/8/12/17/18/19/39/41 docomo 3G: 1/6/19 docomo 4G: 1/3/19/21/28/42 au 4G: 1/3/11/18/26/28/41/42 softbank 3G: 1/8 softbank 4G: 1/3/8/11/28/41/42 rakuten 4G: 3/18/26 |
Reno A | 2G: 850/900/1800/1900MHz 3G: Band 1/2/4/5/6/8/19 4G: Band 1/2/3/4/5/7/8/18/19/26/28/38/39/40/41 docomo 3G: 1/6/19 docomo 4G: 1/3/19/21/28/42 au 4G: 1/3/11/18/26/28/41/42 softbank 3G: 1/8 softbank 4G: 1/3/8/11/28/41/42 rakuten 4G: 3/18/26 |
外観比較
左:AQUOS sense3 plus、右:OPPO Reno A
ディスプレイサイズが6インチと6.4インチという違いにも関わらず、本体サイズはほぼ同じです。
上下にベゼル幅のあるAQUOS sense3 plusに対し、OPPO Reno Aは極小ノッチと画面内指紋認証により本体サイズを抑えられています。また、OPPO Reno Aは、縦方向の解像度が高く、表示可能な情報量が多くなっています。
重量は、バッテリ容量が多いためかAQUOS sense3 plusの方が5.5gほど重いです。
背面は、カメラは両機とも左上部、NFCはAQUOS sense3 plusが本体中央上部、Reno Aが本体中央に配置されています。
まとめ
基礎性能ではSD710搭載のReno Aに軍配があがりますが、AQUOS sense3 plusは、IGZOや大型のスピーカーユニット搭載などSoC性能以外の部分に力を入れてきており、単純な比較は難しいところです。
SD636もSD710も普段使いには十分な性能があり、また両機ともおサイフケータイ、防水防塵と差がないため、どちらを選んでも普段使いに不足を感じる心配はなさそうに思います。
敢えて言うとすれば、性能が向上しているとは言え、歴代のシャープ端末のカメラは少し残念なところがあると感じるため、カメラ性能やゲーム用途で基礎性能の高さを求めるならReno A、映像や音楽などエンタメを楽しみたい、国内に拠点を持つサポート力に期待するならAQUOS sense3 plusというのも選び方の1つだと思います。