UQ mobileとワイモバイルから、「iPhone SE 第3世代」が3月18日に発売されます。
iPhone SE 第3世代は、iPhone 13シリーズと同じA15 Bionicチップセットを搭載し、iPhone SEシリーズで初めて5G通信に対応します。
iPhone SE 第3世代は、第2世代から若干価格が上昇していることもあり、端末割引の大きいUQ mobileやワイモバイルは非常に気になる存在です。
本記事では、UQ mobileとワイモバイルのiPhone SE 第3世代の実質価格を比較し、割引内容やサービス内容を考慮しつつ、どちらで購入した方がおトクかを検証していきます。
UQ mobileとワイモバイルの「iPhone SE 第3世代」販売価格
ストレージ容量 | アップル公式ストア 販売価格 | UQ mobile 販売価格 | ワイモバイル 販売価格 |
---|---|---|---|
64GB | 57,800円 | 65,335円 | 67,680円 |
128GB | 63,800円 | 75,190円 | 74,880円 |
256GB | 76,800円 | 93,720円 | 90,000円 |
UQ mobileとワイモバイルのiPhone SE 第3世代は、アップル公式ストアの販売価格比べ、かなり高く価格が設定されています。
MNPと新規契約の場合は後述する割引の適用により実質価格は安くなりますが、機種変更やMNPで割引対象外となる場合にはアップル公式ストアや家電量販店など購入した方が安く購入できるので注意が必要です。
UQ mobileとワイモバイルのキャンペーン割引
UQ mobileとワイモバイルのiPhone SE 第3世代の販売価格は、アップル公式ストアより高く設定されていますが、キャンペーン割引を受けることで実質価格は大きく下がります。
UQ mobileのキャンペーン割引
- MNPは「増量オプションⅡ」に加入で22,000円割引
- 新規契約は「増量オプションⅡ」に加入で11,000割引
- au/povo1.0 からMNPは割引対象外
増量オプションⅡは月額料550円の有料オプションですが、「増量オプションⅡ 1年間無料キャンペーン」により13ヵ月間無料で使えます。増量オプションⅡに加入しない場合、割引額が4,400円減額されます。
負担ゼロで端末割引増額+高速データ通信増量なので、契約時には増量オプションⅡに加入しない選択はありません。13ヵ月が経過する前に解約をお忘れなく。
ワイモバイルのキャンペーン割引
- MNPと新規契約は21,600円割引
- 「どこでももらえる特典」で最大3,000円相当のPayPayポイント
- オンラインストア申込で事務手数料(3,300円)が無料
- ソフトバンク回線からのMNPは割引対象外
ワイモバイルは、MNP(*2)と新規契約で21,600円割引、「どこでももらえる特典」で最大3,000円相当のPayPayポイントが貰えます。
どこでももらえる特典は、料金プランのシンプルSで500円(早トクで1,000円)相当、シンプルM/Lで3,000円相当のPayPayポイントが貰えます。早トクはキャンペーンにエントリーした翌日までに申し込むだけなので1,000円相当のPayPayポイントを誰でも貰えます。
割引対象外となるソフトバンク回線とは、ソフトバンク/LINEMO/LINEモバイルおよびソフトバンク回線MVNOです。マルチキャリアのMVNOからMNPする場合には特に注意が必要です。
実質価格を算出
上記で紹介したキャンペーン割引を考慮して、UQ mobileとワイモバイルの実質価格を算出してみます。
下記は、iPhone SE 第3世代 64GBをMNPで購入する場合の実質価格です。事務手数料も考慮しています。
SIM | UQ mobile | ワイモバイル |
---|---|---|
販売価格 | 46,635円 | 45,080円 |
通常割引 | -17,600円 | -21,600円 |
その他割引 | オプション加入特典 -4,400円 | どこでももらえる特典 -500~-3,000円 |
事務手数料 | 3,300円 | 無料 (オンラインストア) |
実質価格 | 46,635円 | 45,580~43,080円 |
UQ mobileもワイモバイルも2万円以上割引となるので実質価格はかなり安くなります。
2社の実質価格を比較すると、どこでももらえる特典で貰える金額に関わらず、ワイモバイルの方が安いです。
iPhone SE 第3世代 128GB/256GBの場合、表の販売価格と実質価格が変わるだけです。割引額は同じです。
UQ mobileとワイモバイルの「iPhone SE 第3世代」実質価格
UQ mobileとワイモバイルに、MNPおよび新規契約する場合の実質価格を改めてアップル公式ストアの販売価格と比較してみます。
UQ mobileは「増量オプションⅡ」に加入、ワイモバイルは料金プランのシンプルSと「どこでももらえる特典」の早トク(1,000円割引)選択時です。
MNP(のりかえ)
ストレージ容量 | アップル公式ストア 販売価格 | UQ mobile 販売価格 | ワイモバイル 販売価格 |
---|---|---|---|
64GB | 57,800円 | 46,635円 | 45,080円 |
128GB | 63,800円 | 56,490円 | 52,280円 |
256GB | 76,800円 | 75,020円 | 67,400円 |
おトク度は64GBが一番高く、容量が増えるに連れて下がります。UQ mobileの256GBはアップル公式サイトと差額1,780円しかありません。
新規契約
ストレージ容量 | アップル公式ストア 販売価格 | UQ mobile 販売価格 | ワイモバイル 販売価格 |
---|---|---|---|
64GB | 57,800円 | 57,635円 | 45,080円 |
128GB | 63,800円 | 67,490円 | 52,280円 |
256GB | 76,800円 | 86,020円 | 67,400円 |
UQ mobileは、割引額がMNPに比べ新規契約で減ります。その影響は大きく、64GBはアップル公式サイトとほぼ同額、128GBと256GBに至ってはアップル公式サイトよりは高いです。アップル公式サイトでiPhoneを購入した方が安上りで済みます。ワイモバイルはMNPと同額です。
実質価格を比較するとワイモバイルのiPhone SE 第3世代の方がおトクです。とりわけ、UQ mobileの新規契約の実質価格は罠の臭いがするので、新規契約なら迷わずワイモバイルを選ぶかアップル公式サイトで購入した方がいいです。
UQ mobile「iPhone SE 第3世代」を買うメリット
- 料金プランの月額基本料がワイモバイルより安い
- 増量オプションII(月額550円)が1年間無料
UQ mobileは、実質価格でワイモバイルに負けていますが、料金プランの月額基本料がワイモバイルより安いのでトータル費用で安く抑えられます。12ヵ月で6,600(プランS)~3,960円(プランL)の差になるので決して小さくありません。
また、加入すると端末割引が4,400円増額される「増量オプションII」は1年間無料で使えます。端末を購入する場合には、必ず加入するようにしましょう。
UQ mobileとワイモバイルの月額基本料比較
高速データ通信 | UQ mobile | ワイモバイル |
---|---|---|
3GB(5GB) | 1,628円 | 2,178円 |
15GB(20GB) | 2,728円 | 3,278円 |
25GB(30GB) | 3,828円 | 4,158円 |
※ 括弧は増量オプション適用時
UQ mobileは、導入しやすい「自宅セット割」で月額基本料を割引できるのも強みです。高品質なau回線の高速データ3GBが月額990円で使えます。
セット割の対象には電気または光回線が選べます。電気はどの家庭でも使用しているので導入しやすく、電気料金は大手電力会社と同じ、契約を切り替えるだけなので追加負担ゼロです。光回線は回線費用がかかりますが、地域の光回線やケーブルテレビなども対象になっているので選びやすいのが特徴です。
ワイモバイル「iPhone SE 第3世代」を買うメリット
- MNPと新規契約で21,600円割引対象
- 128GBと256GBが安い
- オンラインストア申込で事務手数料(3,300円)が無料
- どこでももらえる特典で最大3,000円相当のPayPayポイント
ワイモバイルは、新規契約でも最大の割引が受けられるのが大きなメリットです。新規契約の場合、UQ mobileよりiPhone SE 第3世代が1万円以上安く購入できます。MNPの場合でもUQ mobileより安く、特に128GBと256GBでは差が大きくなります。
PayPayポイントプレゼントは普段PayPayを使っている人にはいいですが、使っていない人には面倒な手続きが増えるだけなので特典としてはやや微妙です。ただし、PayPayポイントを差し引いてもワイモバイルの方が実質価格が安いのでワイモバイルを選ぶメリットはあります。
まとめ
iPhone SE 第3世代をUQ mobileとワイモバイルで購入する場合、MNPならUQ mobile、MNPならワイモバイルがお薦めになりますが、価格よりも重視するのは自身の環境です。
UQ mobileとワイモバイルはセット割で月額990円~で使えます。2社を使うなら積極的に導入したい割引サービスです。特にUQ mobileは電気が対象に含まれている導入しやすいです。
ワイモバイルの場合、ヤフー経済圏(PayPay経済圏)があります。ワイモバイルユーザーは、クーポン配布や超PayPay祭などのキャンペーンでPayPayが非常に貯まりやすくなります。
UQ mobileとワイモバイルは、料金は格安ですが一般的な格安SIMと回線品質やサービスが別格です。auショップやソフトバンクショップでの対面サポートも受けられます。初めての方や高齢の方にも安心です。