LINEMO乗り換え前に要チェック!特徴や注意点、ワイモバイルとの比較など解説します

ソフトバンクのオンライン専用ブランド「LINEMO(ラインモ)」が2021年3月17日にスタート!!

LINEMOは、ソフトバンクやワイモバイルと同じネットワーク、同じ品質でありながら、音声通話付きデータ容量20GB、LINEアプリのトークや通話がギガを気にせず使い放題となる「LINEギガフリー」が付いて月額2,728円で使えます。

LINEMOの主な特徴
  • オンライン専用サービス
  • データ容量20GB、月額2,728円の1プランのみ
  • データ容量超過後は最大1Mbps使い放題
  • LINEアプリのデータ通信がカウントフリー
  • 定額通話プランは有料オプション
  • eSIMサービス提供
  • 各種割引サービスなし
  • 電話付加サービス、MMS(キャリアメール)に非対応

ソフトバンクユーザーやLINEユーザーから特に支持を集めそうなLINEMO、特徴や注意点などを詳しくチェックしてみます。

LINEMOの概要

LINEMOはオンライン専用プラン

LINEMOは、オンライン専用サービスです。

ソフトバンクの提供するサービスですが、街のソフトバンクショップやワイモバイルショップの窓口で契約やサポートを受けることができません。

申込やサポートは、ウェブページやウェブチャット、LINEから全て手続きすることになります。

LINEMOの料金プランは1つ

LINEMOの料金プランは、月額2,728円の1プランです。

月額利用料金 2,728円
音声通話 22円/30秒
高速データ通信容量 20GB
超過時の通信速度 最大1Mbps

高速データ通信容量が20GBあるのでたっぷりネットが使えます。LINEアプリのデータ通信がカウントフリーなのでLINEアプリのたくさん使う人ほどお得に使えます。データ容量を超過しても最大1Mbpsに保たれるので動画以外なら問題なく使えます。

LINEMOは「LINEギガフリー」

LINEMOは、一部対象外がありますが、LINEアプリのトークや通話のデータ通信がカウントフリー「LINEギガフリー」です。

LINEトークでの動画送受信やLINE通話(無料通話、ビデオ通話)などでギガを気にせず使えます。無料通話やビデオ通話は、それぞれ約55.5時間、約3.25時間で1GB消費するのでよく使う人は恩恵大です。

LINEMOの通話定額オプションは5分/回と無制限の2種

LINEMOには、2つの通話定額オプションが用意されています。

名称 内容 月額料金(合計)
通話準定額 5分以内の国内通話が何回かけても無料 550円(3,278円)
通話定額 国内通話が時間制限・回数制限なしで無料 1,650円(4,378円)

LINEMOの通話料は、22円/30秒なので毎月12.5分程度(44円/分とすると550/44=12.5)の通話をするかが通話定額オプションに加入するかの目安です。

通話準定額に加入しても月額3,278円と負担は大きくないので、毎月少しでも電話をする人は加入しておいた方がよさそうです。

LINEMOはeSIMが使える

eSIMは、オンラインで手続きを済ませればすぐに電話やネットが使えます。従来のSIMカードのように、届くのを待つ必要がないので利便性が高いです。

eSIMを使うには、eSIMに対応している端末が必要になりますが、まだ日本でeSIMが普及していないこともあり、対応機種がiPhoneシリーズや一部のAndroidスマホに限られています。

今後、ドコモの「ahamo」やauの「pova」もeSIMサービスを提供予定なので、対応機種も増えていくかもしれません。

LINEMOの注意点、未提供サービスが結構ある

LINEMOへの乗り換え前に気を付けたいのが未提供サービスです。たくさんありますが、最近出番の少ないサービスばかりなので、未提供でも困らないと感じる人も多いかもしれません。これまで使っていた人だけ注意が必要です。

LINEMOの未提供サービス
  • キャリアメール(MMS)
  • ソフトバンクWi-Fiスポット
  • 留守番電話、転送電話、割り込み電話、グループ電話
  • ナンバーブロック、迷惑電話ブロック
  • 位置ナビ
  • 一定額通知サービス、一定額ストップサービス
  • 着信規制・発信規制
  • 端末保証オプション
  • Yahoo!プレミアムの利用料金割引

サービス開始時(2021年3月17日)には未提供ですが、後日提供が開始されるサービスもあります。提供開始時期は未発表です。

LINEMOの提供予定サービス
  • キャリア決済
  • PayPay連携
  • 支払方法の口座振替

ソフトバンクWi-Fiスポット、Yahoo!プレミアムの利用料金割引が未提供なのが残念ですが、PayPay連携は提供されるようです。ソフトバンク関連サービスは、対応してもらえたら嬉しいですね。

ワイモバイルとの比較でわかるLINEMOの特徴

ソフトバンクの通信サービスにはワイモバイルもありますが、ワイモバイルとLINEMOを比較すると、LINEMOがどんなサービスかよく理解できます。

  ワイモバイル LINEMO
月額利用料金 3GB 2,178円
15GB 3,278円
25GB 4,158円
20GB 2,718円
超過後の通信速度 最大1Mbps
(3GBは最大300Kbps)
最大1Mbps
通話料 22円/30秒
通話定額 10分/回 770円
かけ放題 1,870円
5分/回 550円
かけ放題 1,650円
留守番電話 対応 非対応
キャリアメール 対応 非対応
窓口 対面、オンライン オンライン
学割 対応 非対応
家族割引 対応 非対応
光セット割 対応 非対応
ソフトバンクWi-Fiスポット 対応 非対応
Yahoo!プレミアム 無料 特典なし
eSIM 対応
5G 対応
LINE年齢確認 可能
LINEカウントフリー 非対応 対応

ワイモバイルは、ソフトバンクのサブブランドと呼ばれる低価格帯のサービスですが、LINEMOは、ワイモバイルから付加サービスを削られた、別の言い方をすれば、データ通信容量20GB、LINEギガフリーに全振りして低料金を実現したサービスと言えます。

まとめ:LINEMOに向いてる人、向いてない人

ワイモバイルとの比較でよくわかりますが、LINEMOは、音声通話付きのデータ通信容量20GBが月額2,718円、LINEギガフリーという魅力がありますが、かなり尖ったサービス内容なので向いてる人、向いてない人が明確に分かれそうです。

LINEMOに向いてない人
  • データ通信の消費量が少ない人
  • キャリアメールが使いたい人
  • 家族割引や光セット割が使える人
  • 留守番電話などの電話付加サービスが欲しい人
  • Yahoo!プレミアムの追加費用が惜しい人
  • 対面サポートが必要な人

スマホ利用者の9割近くがデータ通信の消費容量10GB未満という統計があり、それに当てはめれば、ほとんどの人はLINEMOに向きません。料金が月額2,728円というのも、LINEモバイルなどの格安SIMを利用してきた人には負担増になります。

また、学割や家族割引など割引が使える人もLINEMOに向きません。2回線を契約するとして、ワイモバイルだと15GBを2回線で月額5,368円(3,278円×2-1,188円)、LINEMOだと月額5,436円でワイモバイルの方が安いです。データ通信容量の違いはありますが、3GBが選べること、サービス内容を考慮するとワイモバイルの方が圧倒的にいいです。

LINEアプリギガフリーに魅力を感じる人は、LINEモバイルが使えます。2021年3月31日11時に申込が終了するのでお急ぎください。

LINEMOに向いてる人
  • ソフトバンクなど大手キャリアから乗り換える人
  • LINEアプリの利用頻度が高い人
  • 高品質な20GBのデータ通信を安く使いたい人
  • 留守番電話などの電話付加サービスがいらない人
  • 家族割引や光セット割が使えない人
  • オンライン手続きに慣れてる人

一方、ソフトバンクなどの大手キャリアと契約している人で月額2,718円以上払っている人は、LINEMOに乗り換える価値があります。ただし、留守番電話などの電話付加サービスがいらない人、各種割引に該当しない人という条件付きです。

また、ソフトバンクの高品質なデータ通信を月額2,718円の低価格で使いたい人にも向いています。ソフトバンクの回線は、昼の混雑する時間帯でも速度低下が少なく、音声通話の20GBで月額2,100円程度が相場の格安SIMと比較しても競争力のある料金です。データ通信用に持つという選択もありです。

自分にはLINEMOが向いている!と感じた方は、チェックしてみてください。

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